Plone Symposium Tokyo 2015

2015/06/15

Plone Symposium Tokyo 2015 には、 Plone は Zope をベースにしていて、 なにか深い何か話を聞けるかと思って、参加した。

結果的に、 ERP の話を聞かなかったこともあり、深い話はあまりなかったように思うが、 Plone の使われ方を集中的に聞けて、とても面白かった。

Keynote

当日は Keynote がぎりぎり始まるあたりで参加。

Keynote は Plone の将来と、 Plone 5 の話し、後は Plone MOSAIC という WYSWIG エディターの紹介。

Plone 4 で Ajax を取り入れた気がしたが、 5 でもより Ajax を進め、 Plone 自体のテーマも変えてきた。

3 -> 4 -> 5 でテーマ変わるなあ。

午前

次は、 Sub の Web系の話を聞いた。

SQLAlchemy はさわりの話をした感じ。その中で hybrid_property といった、 通常の property でも使え、データの操作でこのプロパティを利用すると、 SQL でも利用されるようなものが紹介され、すごいなと。

see: http://docs.sqlalchemy.org/en/latest/orm/extensions/hybrid.html

次は Django の話し。 South が必要だった migration が 1.7 で 標準搭載されてうれしいねってところの話だった。

実際便利そうで、複数の migration をまとめる squashmigration も 面白そう。

ランチ

ランチは、サンドウィッチとポテトと水。

おいしかったし、ポテトも厚切りでよかった。水はサービスらしい。 1000円の中でよく選んだなあって感じがする。がんばった。

Guest Keynote

Guest Keynote は Zope の CMF の作者 Tres Seaver さん。

Plone の歴史をお話くださいました。

午後 1

午後の最初は Sub で聞くことにした。

最初は README 程度のドキュメントは開発に必要で書いたほうがよいって話。同意。

次は Plone を AWS で動かしましたといったもの。

Plone の関数とかを memcached に入れておいて複数サーバーに配信し 利用できるらしい。

構成を見ると普通の Web サービスっぽいが。

午後 2

Tea Break の後は、メインで聞く。

最初はお茶の水女子大学での実際の Plone を利用した学習補助のお話。

企業さんでも導入したけどあまり使われないケースとかよく Web で書いてあることあるけど、まったく違って、とても有効活用 されていた。

レポートをもちろん紙でも提出できるが、 Plone からも提出できるように したみたい。人によっては 4000文字のレポートを書いてきたらしく、 使われている感じがひしひしと。4000文字のレポートは原稿用紙 10枚ですか、 パソコンでないと簡易にかけないよね。

学習のフォローバックにも使われているみたいでした。

とても面白かった。

その後は Plone で学習システムを構築されている方々の話を聞いて、 Plone は細やかなアクセス制限とカスタマイズ性がうりだという話を されていたと思う。実際そうなんだと思う。

LT とか

2ch クローンの Zch を Plone 4 で 動かせるようにしたよとか、事例とか。

まとめ

コードの中身の話を聞いたり、アーキテクチャーの部分の話を聞くのも面白いけど、 ユーザーさんの用例を聞くのもとても参考になる部分もあり、楽しかった。

関係者のかたがたお疲れ様でした。

修正履歴

2015/06/15 typo 修正