Fedora 23 で xrdp を利用する

2016/01/03

Fedora 23 に xrdp をインストールして表示するところまで動作確認できたので、 手順をまとめます。

ただ、ホスト側が US キーボードなんだけど、リモート側が JP キーボードになってしまい どう直せば良いのかわからないのが、現在の問題点。

  1. xrdp と依存の tigervnc-server をインストールする

    # dnf install xrdp tigervnc-server
    # chcon -t bin_t /usr/sbin/xrdp*
    # systemctl enable xrdp.service
    # systemctl start xrdp.service
    

    tiger-vncserver は一度起動したことがないと systemd 経由に起動できないので、 CentOS • View topic - VNC won't start CentOS 7 の手順に従う。

    ログインパスワードを設定する。

    $ vncserver :2 -geometry 1280x720
    $ vncserver -kill :2
    

    注釈

    CentOS • View topic - VNC won't start CentOS 7

    • あらかじめ vncsrever コマンドを起動する必要がある件

  2. vnc の systemd 設定をする。

    起動ファイルをコピーする。

    # cp /usr/lib/systemd/system/vncserver@.service /etc/systemd/system/vncserver@.service
    

    /etc/systemd/system/vncserver@.service ファイル内の <USER> をログインしたい ユーザーid に更新する。

    また、別に tiger-vncserver のオプションを指定する場合は ExecStart に設定する。

    その上で、以下のコマンドで有効化し、起動する。

    # systemctl enable vncserver@:2.service
    # systemctl start vncserver@:2.service
    
  3. xrdp の vnc 参照ポートを更新する。

    以下のコマンドで利用しているポートを取得する。

    $ ss -nae | grep \:\:\:59
    tcp    LISTEN     0      5        :::5902                 :::*
    

    その上で、 /etc/xrdp/xrdp.ini の下の方の xrdpN (Nは数字) の設定中の port の番号を -1 から上記で取得した数字に更新する。

    その上で、 xrdp を再読込する。

    # systemctl restart xrdp.service
    
  4. ファイアウォールにて rdp のポートを許可する。

    # firewall-cmd --add-port=3389/tcp --permanent
    # firewall-cmd --reload
    

    注釈

    [Fedora19] XRDPでリモートデスクトップ : J-Linuxer

    • ファイアウォールの設定方法の参照

  1. LXQt を利用するようにする。

    ~/.vnc/xstartup が起動時に実行されるので、 最終行を exec /usr/bin/startlxqt に更新する。