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zipapp が便利そうだったので書く
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:blog_date:`2015/12/07`

この記事は、 `2015 tech-yuruyuru アドベントカレンダー <http://connpass.com/event/22759/>`__ 7 日目の記事です。

.. contents::
   :local:
   :depth: 1

zipapp について
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以下のようなディレクトリ構成とする。

::

  test001/
  ├── __init__.py
  └── __main__.py

``__init__.py`` は空のファイル、 ``__main__.py`` の中身は以下とする。

.. code-block:: python

   print('hello, world')

通常、この場合以下のように実行することができる。

.. code-block:: console

   $ python2.7 test001/
   hello, world

さらに、このディレクトリ構成で、 ``test001`` 内を zipファイルとして
まとめると、この zipファイルを読み込み実行することができる。

まず、zipファイルは以下のように作成する。

.. code-block:: console

   $ cd test001
   $ zip test001.zip -r *
   adding: __init__.py (stored 0%)
   adding: __main__.py (stored 0%)

この状態で python インタプリタに引数として渡すと、実行される。
これでも、便利だと思う。

.. code-block:: console

   $ python2.7 test001.zip
   hello, world

さて、 zipapp だ。拡張子は ``.pyz`` となるが、作成しよう。
実行可能なバイナリを作成したいので、 ``-p`` オプションで ``shebang`` を指定しよう。

.. code-block:: console

   $ rm test001.zip
   $ cd ..
   $ python3.5 -m zipapp -p '/usr/bin/env python2.7' test001/

この状態で ``.pyz`` ファイルは実行可能だ。実行してみよう。

.. code-block:: console

   $ ./test001.pyz
   hello, world

このように、適切に作成したモジュールを簡単に実行可能なバイナリに変換できて、
とても便利だと思います。

.. note::

   `28.4. zipapp — Manage executable python zip archives — Python 3.5.1rc1 documentation <https://docs.python.org/3/library/zipapp.html>`__

   zipapp モジュールの説明